わが町の福祉増進の為の話し合い広場タイトルロゴ
〜本郷中央地区支えあい連絡会・栄区制20周年記念事業〜
平成19年1月20日  栄区役所新館
本郷中央地区支えあい連絡会地域福祉関係者分科会(本郷中央と略す)は、地区内13町内会・自治会に
「わが町の福祉増進について」 のアンケート及び訪問調査を実施した。
その結果、福祉への取組みや運営上の課題などが全体的に見えてきた。この会は福祉増進の為に、これらのデータを関係者で共有する事を目的に企画した。
本郷中央からの報告(亀沢氏)
ちょっと変わった手法で「福祉増進」の為の課題の調査報告が有った。13の町内会自治会に対してアンケートと聞き取りで、話に上った問題点(課題)を列記している。A3にびっしりと書かれた問題点は多岐に渡り、個々を読むと小さな問題だが、案外こうした生活に密着した事項が大きな阻害要因になっているのかも知れないと思えてきた。
その報告書には、
(1)対象別に見た状況分析が書かれている。
対象とは、「子育て、子ども」「高齢者(要支援者)」「高齢者(自立)」「男性、住民」に別けて取り組むべき問題点が整理されている。
(2)自治会運営の現状と取組むべき問題。
「人材不足」「運営に於ける横の連携」「体制作りで考える事」「取組みと抱負(理想とする到達点)」に分類されて状況を見ようとしている。
前半のパネルディスカッションでは、
要援護者を見守る・活動を進める為の方策に関して4人のパネラーが、
自分達の活動を分析する事で課題を探る発表を行った。
◆湘南桂台自治会では(梅津氏)、
子供会から防災や秋祭りなどかなり多くの行事を行う中で、発見と改善を進めている。
◆フローラ桂台自治会では(細田氏)、
自治会組織を大胆に改革する中で、風通しを良くし問題点を衆目に晒そうとしている。
◆桂公田町女性部では(前田氏)、
おしゃべりサロンの運営で気付いた地域の問題点に取り組んでいる。
後半のパネルディスカッションでは、
地域で元気に子育てを行う為の課題に焦点を当てて議論を行った。

◆グループ桂台では(中村氏)、
利用会員の住所をマップに落とす事で、地域関係を把握し易くした。
◆子育て喫茶『げんき』では(白石氏)、
拠点を本郷地区センターに移した事で多くの分野の人を知り交友関係が広がった。「喫茶」内で出来た人間関係を外でも保てるよう考えたい。
◆この講演会は、違った立場の人達が問題点と感じている現象を互いに出し合って、その現象を共通して解決出来る事と、個々に解決しなくてはならない事に、認識を確認し合い、歩調を合わせて取り組む為のものであろうと感じた。
(記者の感想)
この講演会では、かなり数多くの課題が示された。多すぎるくらいだ。解決に向けての施策は、誰が何処で考え、行動に移すのだろうか。「本郷中央」のメンバーは経験豊かな人達が多い様に感じたし、効果的な活動をしている団体も多い。常に、このA3の報告書を頭の中に入れて解決に向けて活動を続けるであろう。
当日は、地元のテレビ取材も入って会場は少々緊張した雰囲気も有った。
壇上には組織の責任者が多く、発言は精緻であったが内容が固く私には理解が難しかった。コーディネータ役の内海氏と斉藤氏が、この道のプロである為か、解説も少々難解であった。(Ne)
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