桂台ケアプラザ 地域支え合い連絡会
更新年月日 2002.12.16 **第2号 第2ページです**

図表でみる少子高齢化

★栄区の高齢化のスピードは全国平均の約2倍★


栄区と横浜市及び全国の
高齢化率の推移

栄区の高齢化率(65歳以上の人口の全人口に対する比率)は、いまの所、全国平均を下回っていますが、 急速に上昇しており2001年には横浜市平均を越えたものと思われます。 2000年に於ける横浜市の高齢化率の上昇は0.6%でしたが、栄区のそれは1.0%でした。過去10年間、 全国の高齢化率は概ね年間0.5%づつ上昇してきており、25年後には28.7%、50年後には35.7%に達する と推計されています。

栄区人口分布ピラミッド、10年前との比較

年齢別人口のピークは2001年では54歳で、2,520名です。2001年の零歳児の人口は944名(0.79%)です。 過去10年間、ゼロ歳児の人口は1,000人内外で大きな変動はありません。 人口は減少傾向ですが、65歳以上の高齢者人口は1991年の9,441人から2001年には17,699人へと約2倍に なっています。10年後の2011年には65歳以上の高齢者の仲間入りをする2001年現在55歳から64歳までの 人口が19,768人で、2011年には栄区の高齢者人口は更に11,000人程度増えるものと思われます。

★私達の町の少子高齢化で起こる問題を★
★みんなで考えましょう★

私達の住んでいる栄区周辺地域では少子高齢化の傾向が特に顕著です。出生率は人口を維持できると いわれている2.08を大きく割り込み、1999年には全国平均で1.34、栄区では1.04です。
栄区の高齢化のスピードは全国平均の約2倍です。団塊の世代の中心が65歳に達するこれからの10年間 は高齢化のスピードが更に増加していきます。少子高齢化が進むと社会の活力が低下します。現役世代 が減り続け、現行の制度のもとでは高齢者を充分に支え切れなくなるでしょう。
このような将来予想される困難な問題を解決するためには、現状の政策(例えば介護保険制度)を正し く理解すると同時に、行政だけに頼らず、地域住民が助け合い、快適な町づくりを進めることが求めら れています。そして女性が安心して子供を生み育てることができ、高齢者が安心して生活できる街にす ることではないでしょうか。

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