桂台ケアプラザ 地域支え合い連絡会
更新年月日 2002.12.16 **第2号 第4〜5ページです**

介護のことで困ったとき

スタートは 地域ケアプラザに まずは相談

TEL 897−1111/FAX 897−1119

ひょっとしたら今あなたは親の介護の真っ最中?

5年後、10年後、20年後、次はあなたが介護される番かも知れません。 いつまでも健康で元気に過ごしたいと思いますが、「老い」は確実にやってきます。 骨折がその引き金になったり、退職が思わぬ事態を招いたり・・・・。 それを支える家族は更に深刻です。
ここでは4つのケースを考えてみました。また、一ヶ月にかかる自己負担額も ケアマネージャーのアドバイスを頂きながら試算しましたので、参考にしてください。

呼び寄せ高齢者・・Mさんの場合(85歳/女性 要介護2)

他県で一人暮らしをしていたMさんは、自宅で転倒して圧迫骨折のため歩行困難になりました。 今まで通りの生活は無理というので横浜に住む息子夫婦の元に。息子夫婦は共働きのため、Mさんは 現在日中独居の状態です。なれない土地に越してきた上、もともと人付き合いが苦手なMさんは、 うつ気味に。
息子夫婦はそんなMさんを心配して、地域ケアプラザに相談に来られました。外に出ることをためらう Mさんでしたが、在宅支援センターのアドバイスや、デイサービスに少しずつ参加することで精神状態も 良くなり、当初要介護3であった認定が、要介護2となりました。
今はこちらの生活にも馴れ、本人はもちろんの事、家族の方も一安心です。

★★ サービスの内容 ★★

  • 通所サービス(デイサービス)昼食、入浴、送迎のサービス
    1回/週・\1,375/回     \5,500/月4回
  • 家事援助サービス(ホームヘルプサービス)
    1回(2時間)・\324/回   \2,592/月8回
  • 福祉用具貸与のサービス/特殊寝台及び特殊寝台付属品の貸与
                       \1,500/月
  • 自己負担額合計        約\9,600/月

コーディネーターより一言

私達の地域には、地方に住んでいた親を様々な事情で呼び寄せ、同居をはじめる方が多くなってます。 このような時、高齢のため介護を必要とする方が少なくありません。
慣れない土地で生活をする事になった親世代の不安は勿論の事、介護する家族も不安なものです。 こんな時、迷わず、ケアプラザに相談に来てください。
(ポータブルトイレ 買い取り \2,000〜6,000等、福祉用具他にもありますので相談ください)
                       桂台CP 永久保隆子

痴呆症 Nさんの場合(78歳/男性 要介護1)

定年退職後、徐々に痴呆症が現れたNさん。会社勤めの子供さんと奥様との3人暮らし。日常生活の中、 痴呆症状も進み目が離せなくなり、困った奥様が地域ケアプラザに相談に来られました。痴呆症は出て 来ていますが、身体は健康なNさん。奥様もまだ元気なので、デイサービスだけを利用することにしました。 また、家族のリフレッシュのために2,3ケ月に一度のショートステイも受けることになりました。

★★ サービスの内容 ★★

  • 通所介護(デイサービス)昼食、入浴、送迎のサービス
    2回/週・\1,300/回     \12,400/月8回
  • 自己負担額合計        約\12,400/月
  • ショートステイ 1泊     \1,000+食事料(\700)=\1,700

ケアマナージャーより一言

ひとくちに痴呆症と言っても、その原因・症状は様々です。医師診断をしっかり受けて介護保険を利用 しながら、状態にあったサービスを受けつつ、ご本人と家族にとってより良い生活が継続できるように することが望ましいのです。核家族が多くなっている現在、配偶者の痴呆症は非常に深刻で不安なものです。
悩まず、先ずは相談を
     桂台CP 富山典子

住宅改修したOさんの場合(65歳/男性 要介護4)

5年前、35年間勤めた会社を定年退職しました。2人の子供はそれぞれ独立し、県外で生活してます。第二の 人生は年金暮らしでのんびりと楽しんでいましたが、一昨年、血圧が高かったOさんは脳梗塞で倒れてしま いました。命に別状はなかったものの、後遺症のため車椅子生活になり、言語障害も残り、会話がスムーズ にできなくなりました。この時、在宅生活に戻るために家の改修(住居内のバリアフリー・浴室/トイレ/ 庭先に車椅子の昇降機の設置)も行いました。
現在は通所リハビリテーション(デイケア)と通所介護(デイサービス)を受けながらリハビリに頑張ってます。

★★ サービスの内容 ★★

  • 通所介護(デイサービス)昼食、入浴、送迎のサービス
    2回/週・\1,700/回     \14,000/月8回
  • 通所リハビリテーション(デイケア)昼食、入浴、送迎のサービス
    1回/週・\1,800/回     \7,200/月4回
  • 複合ホームヘルプサービス(介護と家事が同程度)
    1回(2時間)/週・\588/回  \2,400/月4回
  • 自己負担額合計         \23,600/月

ケアマナージャーより一言

病院から自宅へ戻る際、退院前に主治医、本人、家族、ケアマネージャー等関係者で十分な話し合いが 必要になってきます。
帰宅前に住宅を改修する場合は、リハビリセンターなどのアドバイスをお願いします。ケアマネージャー としては、チームケアを心がけます。

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住宅改修費についても詳しいことは相談してください。

   桂台CP 渡辺 智

一人暮らし高齢者 Sさんの場合(84歳/女性 要介護1)

夫に先立たれてから、永く一人暮らしだったSさん。2年ほど前に大腿骨骨折で入院しました。歩行困難 になり、持病もあったSさんでしたが、自立心が旺盛で、今まで通り一人で生活したいという本人の希望 が強いということで、病院のソーシャルワーカーから地域ケアプラザに連絡がありました。
杖歩行であり戸外での歩行は、より不安定なため、在宅で生活するためのケアが必要になります。認定当 初は要介護2、リハビリの甲斐あって現在は要介護1に。
年金生活なので、月2万円ほどの保健の支払いが限度のSさんですが、介護保健サービス・地域福祉活動 を上手に利用しながら、ご近所の見守りもあって一人暮らしを続けています。

★★ サービスの内容 ★★

  • 通所介護(デイサービス)昼食、入浴、送迎のサービス
    2回/週・\1,300/回     \12,400/月8回
  • 家事援助ホームヘルプサービス)
    2回(1時間)/週・\163/回  \1,344/月8回
  • 福祉用具貸与のサービス/特殊寝台及び特殊寝台付属品の貸与
                       \1,500/月
  • 自己負担額合計         \15,244/月
  • 週一回、昼食のみの配色サービス(介護保険外)
    地域は移植サービス \500/回X4=\2,400/月

地域コーディネーターより一言

一人暮らし高齢者の方が身体的介護が必要になった時、在宅生活を続けるためには、介護保健サービスを はじめとして、地域福祉サービスの利用・地域の方の見守りなどが必要になります。
福祉情報をケアプラザ等を利用され、正しく理解した上で自分に合った支援を受けながら、自立した 生活を送って頂きたいと思います。

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これまで例示してきた利用料金について
利用料金は同じサービスでも事業所、施設の種類、
職員配置の状況により異なります。
ここに挙げた事例については、目安としてごらん下さい。

   桂台CP 佐塚玲子

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