お母様が96歳の時転んだ事がショックでだんだんと寝込むようになりそれ以来、坪内さんは、自宅介護をされているそうです。入院の不安からナースコールを頻繁に押して迷惑をかけた事など、赤裸々に語ってくださいました。又、ヘルパーさんへの接し方や工夫した事、介護する立場として老
人のプライドを傷つけないなど実体験に基づいたお話で大変参考になりました。深刻な事なのに明るく時には冗談を交えてのお話に、皆さん笑いながらも熱心に聞き入っていたのが印象的でした。
又、各回の質問コーナーでは、実際介護をしている方々の切実な悩みも寄せられていましたが、それだけ、介護は大変なのだと痛感させられました。この講座に参加して初めて知った事も多くあり、勉強になりましたが、「困った時には、身近なケアプラザへ」という言葉を頼もしく思ったのは、私だけではないと思います。
犬山町 川上
|
歳をとると身体、知能、精神面に老化現象が起こり衰えていく様子を教えていただきました。高齢者疑似体験では、目にゴーグル、耳にはイヤホン、身体には重り、手足にはサポートをして杖を頼りに歩きましたが、視野も狭く耳も聞こえず手足は自由にならず階段では、不安で怖くて足がすくみました。私たち(50歳台)と高齢者では、こんなにも違うものかとびっくりしました。
又、46歳でアルツハイマーを発病した実母、障害者の実父、そして姑の、三人の親との同居でご苦労された田中まさ子さんのお話も心に残りました。
介護者の無知から来る混乱で、地獄の日々を過ごされたとの事、身につまされ涙無しでは聞けませんでした。87歳になる私の母も、いつ介護が必要になるか不安でおりましたが、この講座でいろいろ学びえた事を感謝しつつ、役立てたいと思っております。
桂台中 石井
|