5.図13から、地域活動に参加している人の割合に就いて、また地域活動への参加を促す方法
この地域は地域活動が活発で、「活動中」の方の割合が高いと感じている方は4名ですが、「関心がある」人の割合が高いと感じている方が7名ありました。この方々は「関心ありが40%とは素晴らしい」、「意識の高さを感じる」、「今後への期待が高まる」、「非常に心強い」等、図13のデータを歓迎しており、悲観的なご意見はありませんでした。但し、関心はあるが、「何が出来るかが判らない」、「どうやったらいいのか判らない」また「子育てやパート、健康上の理由で活動できない」方がいるのでは、との意見がありました。地域活動への参加を促す方法に就いては、数多くの提案がありました。下記の項目はその一部です。
・ ボランティアや地域活動の参加者を公募する。
・ 自分に何が出来るかを気付いてもらうための講座の開設。
・ 口コミ、お誘い、ご近所との情報交換、友達や退職者などを後ろから押す、など。

・ 参加のタイミングとその内容が重要であるので、情報は常に身近にあって、町の掲示板などで何気なく見られるようにする。
・ 地域活動の多様性から、「関心あり」の対象や参 加条件を知り、参加しやすい環境を作る。
・ 特殊な作業を要するものはスクールを開設する。
・ 自治会を中心とした、人の集まる機会を作り、楽しいイベントなどで呼びかける。「趣味的グループは長続きするが、楽しみが共有できないと言う意味で、福祉的グループは長続きしない」との事、どんな地域活動でも、生きがいを感じ、やりがいがあって、結果に感動し、楽しめることが大切です。
6.図20で示された家族構成から、今後私たちの地域はどの様に変化していくと思うか、
          また出て行った若者を呼び戻すにはどうすればよいか
多くの方が、このままでは益々高齢化が進み、独居と高齢者の家族が増えると考えています。そして、この現象を「大変なこと」と捉えないで受け入れ、「高齢者はそれなりに支えあっていきましょう」そして「高齢者のための町づくりを考えていく」、「老老相支え合いの地域にする」といった考えの方が6名ありました。出て行った若者を呼び戻すのは本質的に難しいと考 えている方が多く「若者を地域づくりと言う人との係わ
り合いの中で、引き戻すのは無理がある」、「この地域に若者の働く場が無い」、「都心への交通の便が悪い」、「核家族化が当然の風潮」といったご意見がありました。若者を呼び戻し、活力ある町のするためには、先ずハードの面からは道路/交通網の整備で駅までのアクセスがよくなることが必要と指摘された方が15名ありました。そのほか、建築基準/協定の見直しで2世帯住宅が建てやすくなることを挙げた方が6名ありました。

ソフトの面からは、医療、保育施設、子育て支援の充実など魅力ある町づくりを挙げた方が11名ありました。また、出て行った若者たちが「40代、50代になれば、再びこの地域に戻ってくる」のではないかという考えもあり、そのためにも魅力ある町づくりが望まれます。

<戻る>