第9回 桂台地域ケアプラザ支え合い連絡会全体会 報告

 11月6日 第9回桂台地域ケアプラザ「支え合い連絡会」全体会が開催されました。ここでは今回の全体会の内容についての概要を報告します。今回の全体会議では主として下記の3つのテーマが取り上げられました。
1.「地域福祉計画」について    発言者:栄区福祉保健センター 事業企画係
 横浜市の地域福祉計画策定のため、栄区では区役所と社会福祉協議会とが事務局となって、地域福祉計画の策定委員会を設置し、その推進委員会として学識経験者、地区役員、行政、公募などメンバー15名で構成する検討部会が設けられています。この委員会の下部組織として各連合ごとに地区分科会が設けられる予定になっております。この分科会は選任者と公募メンバーの約10名で構成される予定で、現在区全域で、この分科会のメンバーを公募しています。各分科会は地域に密着していることから、それぞれの地域での現状や問題点とその対策など、具体的な課題について検討し、その結果を検討部会に提案します。検討部会では原案を作成し、策定委員会に報告し、平成17年3月までに
最終計画案の取りまとめを行う予定です。以上のような、栄区役所の担当者からの説明に対し、「支えあい連絡会」より、改めて事業の目的、支え合い連絡会の活動との関係性、活動計画、策定後の計画実現へのビジョン等の質問がありました。これに対し、担当課である事業企画係から、桂台地域ケアプラザ「支え合い連絡会」がどのような活動をしているのかといった質問があり、「支え合い連絡会」が以前より地域福祉推進に取り組んできた事への行政の未理解に落胆の声もありました。また、私たちの地域では、地域福祉活動が比較的活発ですが、他の地域との社会福祉活動のアンバランスをどう調整していくのか、今後の検討課題となりそうです。
2.送迎サービスについて    発言者:ボランテイアグループ分科会
「支え合い連絡会」のボランテイアグループ分科会は16団体で組織しています。主として地域内の支援を必要とする高齢者を対象に活動していますが、最近、これら要支援高齢者に対する送迎サービスの必要性が高まり、その需要に応えるサービスの不足が問題になっています。現在、ボランテイアグループによっては、自家用車を利用するなどして、ミニデイサービスの利用や通院、買い物の援助などの送迎を行っているところもあり、そこから事故保障等の問題に悩みを抱えている
現状が報告されました。この問題については、以前から区社会福祉協議会と相談しており、区社協から民間損保会社に、インフオーマルサービスの送迎に対する保険に関する質問書を提出しており、今月中に返答があるとの事でした。区域レベルの、送迎サービス検討会を発足しているので、引き続き今回の連絡会での情報・意見等を伝え引き続き問題解決に向け、関係者の間で検討が進められるでしょう。
3.介護予防アンケートについての報告    発言者:広報分科会
広報分科会では広報誌「ひろば」を創刊以来、ケアプラザの機能、支え合い連絡会、介護保険サービスの利用法、地域福祉活動の紹介等をメインテーマに記事作りを進めてきました。今年度は、分科会の編集会議で、高齢化の進む地域に必要な情報、呼びかけとして重要と考えられる『介護予防』にテーマを絞り、継続的に取り組みを進めることが決まりました。そこで、現状での「介護予防」について、地域の皆さんの意識調査をするために、介護予防アンケートを実施しました。
対象は55歳以上の方とし、1220名の協力を得ました。その後「支え合い連絡会」の関係者に、アンケートの集計結果を示し、今後の地域福祉推進についての意見をも伺いました。今回の「支え合い連絡会」全体会では、アンケートの集計結果と「支え合い連絡会」の関係者から頂いたご意見をまとめて報告しました。「支え合い連絡会」の関係者から頂いたご意見については、本号2〜4ページに記載しました。
4.その他
第9回「支え合い連絡会」全体会は、この他、子育て、地域づくりの分科会、行政の報告等がされました。地域住民の方にとって、「支え合い連絡会」が身近な存在でない方がまだまだ多いと思われますが、今回も住民を
中心に43名の方々が集い、身近な福祉課題について検討をしています。今後ますます、私たちの町に地域全体が関心を持ち、意見を出し合い、活動できる場でありたいと思います。

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