夏休み中学生ボランティア講座2009・2日目 高齢者擬似体験をして町を歩こう

活動前のミーティング
今日一日の活動内容についてミーティング中


 2日目は真夏らしい暑い一日でした。
今日も引き続き、公田団地内での活動です。
まず昨夜のお祭りの後片付けをして、そのあと公田団地自治会における高齢者問題の取り組みを自治会の会長や役員さんから伺いました。
 それから高齢者シミュレーションとして、負荷のかかる装具を身につけて団地内を歩きました。また坂道の多い団地内を車椅子で移動する体験も交代でしました。

昨夜のお祭りの後片付け
 昨夜のお祭りで使った公園を清掃しました。
シートもきれいに洗いました。強い陽射しのもと、水遊び気分で楽しくできました。
買い物難民のお話を聴く  テレビ放映された買い物難民のビデオを観て、最近は大型スーパの影響で身近にある商店が閉店し、高齢者が買い物に苦労していることを知った。
 公田団地にはお互いさまねっとと呼ぶ組織があり、その組織が青空市場を開催して問題解決を図っていると放映していたが、自治会長さんから活動を詳しく伺った。団地内には1160世帯あるが、70歳以上の方が600人もいる。命を支えていくための活動にいろいろ取り組んでいるとのこと。
高齢者擬似体験の様子
 パワースーツならぬ高負荷スーツを身にまとって歩き、高齢になると身体の自由が効かなくなる様子を体感しました。目元がはっきりせず、関節は節々が痛く筋トレをしている気分。階段では手を携えてくれる人がいると、とても安心できることが分かった。
 男子は体力があり過ぎて、負荷を楽しんでいる様子。ベストに倍くらいの重し(砂袋)を入れて上げるといいかもしれない。
車椅子で団地内を歩く
 坂道の多い公田団地内を交代で、車椅子を押して歩きました。段差を降りるときは後輪から、昇るときは前輪からだと楽に移動できることが分かりました。また急な坂道を下るときは、バックで進むと乗っている人につんのめる感じがなく、安心感を与えられることも理解しました。また要領を得てくると、無駄な力を入れなくとも楽に車椅子を上げ下ろしできるボディメカニクスについても体感できました。
でもやはり上り坂はキツーイ。
青空市場の運営を聴く  青空市場を運営されている役員の方からもお話を伺いました。おたがいさまの精神でやっている。重い商品は自宅まで届けるサービスもしているが、お年寄りからは遠くまで行かなくてもいいので本当に助かる、と喜んで頂いている。NPO法人化ができたときには、開設日を増やしてさらに利便性をあげたいとおっしゃていました。(Iw) 団地内の風景