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2009年夏休み中学生ボランティア講座 第4回 2009.7.31.(金)10:00〜12:00

 いよいよ今日は今年度の中学生ボランティア講座の最終回を迎えました。参加した中学生は9名。高校生・大学生のサブリーダー4名とケアプラザの講座担当職員5名の合計18名が音楽グループ、体操グループ、手芸グループの3つの班に分かれて約一時間、桂台地域ケアプラザのデイサービスでボランティアの実習体験を行いました。

 朝礼の自己紹介タイムでは最初、少しモジモジ…。近所の中学校に通っていても、高齢者施設に入るのはほとんどの中学生が初めてのことでした。
 中学生でもよく知っている季節の歌「夏の思い出」や「海」、「なだそうそう」を大合唱。波の効果音も入って気分はすっかり夏休み。
 大学生リーダーによる飛び入りギター演奏のロマンティクな音色に、デイルームご利用の皆さんも思わず聴き惚れていました。
 高齢者の間に中学生が一人ずつ座って膝伸ばし体操。15歳の隣には背筋がピンと伸びた95歳のお達者なご婦人も。80歳の年齢差もなんのその、すぐに打ち解けました。
 「投げますよー、そーれぃ!」キャッチボールは投げ手と受け手の信頼感が大切。緊張気味だった中学生の表情もみるみる柔らかく和みました。
 手まり手芸に仲間入りしました。昔取ったナントヤラで、皆さん針への糸通しや細かいかがりもお手のもの。ヤングの中学生、思わず見とれています。
 「もう帰っちゃうの?今日一日、ずっとここに居ればいいのに。」「今度来た時に、できたまりをあげるね。」「ありがとう、おばあちゃん。また遊びに来ますね。」
 今日始めてお会いしておしゃべりしただけなのに、あっと言う間の一時間が過ぎるころには、「さよなら」を言うのが辛かった。ふれあいって、こんなにもあったかいんだね。
 デイルームでのボランティア実習を体験した後、講座の後半は4日間の全講座総括のグループワークを行いました。
  まず感想シートに、
@デイサービス体験の感想、
Aどんな町に住みたいか、
Bそのために自分たちができること、
をそれぞれまとめました。
 そして、4日間の講座を通して学んだことを各自、簡潔なキーワードにまとめて、グループごとに発表しました。
 お世話になった公田団地民生委員の有友さん(左)と佐藤さん。夏祭りや「青空市」での中学生の活躍がいかに地域の支えになったかについて、感想を述べてくださいました。
 最後にみんなでスクラムを組んで、恒例の「チクサクコール」の雄叫びを声高らかに。今年度の中学生ボランティア講座も無事締めくくることができました。