きゅうりを切り

煮干は頭と腹を取り除きます

フライパンの扱いは手馴れたもの
男の料理教室

  −初心者編−
 6月24日、桂台地域ケアプラザの調理室で今年最初の「男の料理教室」がにぎやかに行われました。今回は初心者編と銘打っての開催で、包丁の持ち方から、お米のとぎ方、出汁のとり方など、料理の基本を学びながらの料理教室となりました。講師は鈴木美恵子さんです。(平成18年)
まず、料理の基本を学びます。
 参加者は総勢12人。料理に取りかかる前に、鈴木さんから、包丁の持ち方、計量カップ、スプーンの使用方法、出汁のとり方、昆布、削りかつお、煮干の扱い方など、お話がありました。
 先生の話に熱心に耳を傾ける参加者。ノートをとる人もいました。今日のレシピは「親子丼、お味噌汁、生鰹ときゅうりの酢の物、ほうれん草のおひたし」の4品です。参加者は4人ずつ、3つのグループに分かれて、いざスタート!
 講義で習ったようにお米を研いでみます。「ボールをまわしながら研ぐといいですね。3回は水を替えて、洗ってくださいね。おいしさが違います」。お米を研ぐのも、今日は少し緊張気味です。
包丁を持って、野菜を切ってみましょう。
 「包丁の持ち方に注意してください。きゅうりの厚さはそれくらいでいいですね」と、先生は一人ひとりに気を配りながら、アドバイスします。
 きゅうりも代わり合って半分ずつ切ります。初心者編は誰もが同じように包丁に触れるよう、互いに気遣うなごやかムード。
 輪切りにしたきゅうりは鰹のなま節と甘酢であわせます。
 甘酢を作ります。 「小さじ一杯って、こんな感じでしょうかね」。計量スプーンで習ったとおりに計量します。
 甘酢は出汁でのばすことを習いました。うまみが出て、味が断然違ってきます。味の違いを自分の舌で確かめながら作りました。
 作業は一品ずつ、黒板に書かれた手順にそって行っていきます。グループ内の連携プレーも次第になれていき、手際も上手になっていきます。
先生の手つき、人のやっていることを見るのも勉強です。
自分の親子丼を仕上げます。三つ葉も散らしておいしそう!
 下の写真は出来上がったばかりのメニューです。ほうれん草のおひたしにたっぷりの鰹節、お豆腐とわかめの味噌汁は出汁から作りました。きゅうりとかつおの生節甘酢和えは一味違うおいしさです。親子丼は卵がとろりと半熟で、三つ葉の香りが食欲をそそります。食べながら、思わずvサイン。
 参加者の中には「今回の教室は初心者対象だったので、あわてることもなく料理をすることができ、良かった」と感動気味に感想を述べる人もいました。またグループが一人ひとりの力を発揮し、料理をつくりあげたことを報告する方もいて、「是非、また初心者編を」という声もあがり、教室は終始なごやかな雰囲気に包まれていました。 (RS記)
講師の鈴木さん夫妻に関する事