親子講座 第3回
平成22年7月02日(金)
講師:衛生士 赤松博子氏
◆「歯について、いっぱい学んじゃおう!」◆
講座の3回目は、「歯について、いっぱい学んじゃおう!」ということで、歯科衛生士の赤松博子さんのお話を聞き、歯みがき体験をしました。参加したのは1歳半から3歳の子どもとお母さんたち。最初は「親子でおどろう!」 部屋の中を所狭しと走ったり、跳んだり、子どもたちはおおはしゃぎです。体がリラックスしたところで、赤松さんの「歯のはなし」 が始まりました。
講座に参加された皆さん
「歯が1本でも生えたら、歯みがきをはじめてください。乳歯は未熟な状態で生まれてきます。エナメル質の状態が荒く、虫歯になりやすいのです。しっかりした歯になるのに3年かかります。特に離乳が終わる1歳半から3歳の時期に虫歯になる危険性が急に増えます。歯みがきをして口内の環境を整えることはやがて生えてくる永久歯はもちろん、歯並びにも影響してきます。  口内環境の違いで、同じものを食べても虫歯になる子とならない子がいます。2、3歳は「いやいや時期」でもあって、歯みがきを嫌がる子どもが多いと思いますが、親子のコミュニケーションの時間でもありますので、上手なブラッシングの方法を知って、楽しく歯みがきをしてください」
赤松博子さん
●いよいよ親子でブラッシング体験
  1. ★子供用の歯ブラシを用意する。
  2. ★歯ブラシは毛先が水平にカットされたものを選ぶ。
  3. ★ひざに頭をのせて、歯が良く見える状態にする。
  4. ★歯ブラシは親指と人差し指で軽く持って動かす。力を入れすぎないこと。
  5. ★奥歯からやさしく磨く。
  6. ★正面から歯ブラシを入れない。まず指を口内に入れて軽くタッチしてから歯ブラシを。
  7. ★上前歯は歯茎と唇をつなぐ「上唇小体」があって、そこに歯ブラシが当たるととても痛いので、指でガードをして縦にやさしく動かす。
  8. ★歯磨き粉は使わなくてもよい。
  9. ★隙間が磨けない場合は子供用糸ようじを使ってもよい。
  10. ★フッ素ジェルは最後に歯ブラシに、ほんの少しつけて塗布。低濃度のものを毎日使うのがよいと思う。
  11. ★お父さんにも協力してもらう。
●カミカミおやつを作ろう
ぱりぱり、シャキシャキ あごを使って唾液を出そう〜厨房では坂野さんを講師に、かみごたえ満点の「カミカミおやつ」を作りました。
おやつづくり試食タイム
●レシピ
厨房の主役 坂野さん
★ちりめんスティック   
@小麦粉にゆでたかぼちゃ、さつまいもと、ちりめんじゃこ、白ゴマ、パルメザンチーズ(お好みで)、すりおろした人参、パセリ、塩少々を入れ、パン生地をこねるようによく混ぜる。
A冷蔵庫で30分ほど寝かせた後、麺棒でのばし、1センチ幅に切る。
B200℃に予熱したオーブンで20分くらい焼く。

★ラスク    
@バケットを5mm幅に切り、半日ほど乾燥させておく。
Aバター+たらこ、オリーブオイル+粉チーズ+ちりめんじゃこを@の上にトッピングする。
BAをトースターで1分焼く。焦がさないように注意。

★野菜スティックサラダ    
好きな野菜を棒状にカットしそのまま食べてもいいし、マヨネーズやドレッシングをつけてパリパリ食べる。

★野菜の甘酢漬け    
@きゅうり、大根、にんじん、セロリを食べやすい大きさに切り、塩もみをして1、2時間置く。
A漬け汁(砂糖・醤油・ごま油は大1、お酢大2、塩小1/2)と@を和える。1時間〜半日ほど漬けておく。
今講座を担当したスタッフの皆さんです。
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