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―取材記―
6月15日（金）に、桂台地域ケアプラザ 多目的ホールで、初心者のための「太極拳」入門講座が開かれた。
講座は午後２時から開かれるので、３０分ぐらい早めに会場に着いたが、もう既に講師をしてくれる「翔太極拳の会」の藤平さんはじめ、６人の女性の方々は翔の文字の入った太極拳服に身をまとい練習していた。先ずは講師陣の皆さんの真摯な態度に感心した。
 今日の受講者は２1名。この講座の応募用紙に「動く万能漢方薬」とも言われる太極拳は、体内バランスを理想的な状態に保ち、肩こり・腰痛・ストレス解消・ダイエットなどに大きな効果があると注目されています。 「いつまでも若々しく、健康ではつらつとした人生を送るため、あなたも太極拳をしてみませんか」
この謳い文句も魅力的だ。 定刻２時前に参加者全員がホールに集まる。男性７人・女性14名、70歳代が多く見受けられたが皆さん元気がいい。
主催者挨拶の後、講師陣を代表して藤平さんから挨拶、その後「入門太極拳」の内容説明があり軽い手首・足首などストレッチをして無理なく入門太極拳の講習に入る。今日は梅雨入り２日目なのに真夏を思わせる熱気、ホールの冷房を強にしても汗が出る位だし、動きの少ないと言われる太極拳でもホールに３０人（受講者２１人・講師の先生６人・スタッフ３人）が入って練習すると狭くて動きが制約される。 最初、講師の藤平さんの質問では太極拳は初めての人が多かったのに、初めてとはとても思われない位い飲みこみが早い。 途中で１０分間の休憩中は皆さん思い思いにイスに座って水分補給と気分転換の雑談。 一通り１番目の予備式（ユーベーシー）から始まって最後の８番目、収勢（ショウシー）の練習が終わると今度は音楽を掛けて最初から最後までを通しで復習をする。 これが素晴らしい、ゆっくりした悠久の大河が流れるがごとく低く響く曲に乗って太極拳を舞う、とても初心者の講習とは思えないほど素敵だ、皆さん乗っている。 次は２班に分かれての仕上げの練習をする、スペースが広くなったので動きが大きい。 僅か１時間半程度の講習にしては皆さん上手すぎる、継続して太極拳を習いたいと思っている人も多いようだ。 最後に講師の皆さんによる２４式簡化太極拳の模範演技、動作に無駄がなく流れる様に舞う。曲に乗って舞う姿は実に素晴らしい。 剣の舞いも披露して頂いた。 取材を通して感じた事は、中国４０００年の知恵の結晶、として『動く万能漢方薬』とも言われる太極拳の良さを実感した事だ！特に高齢者には無理のない健康づくりにはお勧めの運動です。 （取材 広報Suz.）
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講師の先生方  |
初めてとは思えぬ、堂々たる舞い  |
