毎月第3土曜日 10時〜12時に開きます
 場所は、西ヶ谷ハイツ集会所です
 参加は、100円です
 対象は、子どもから大人。年齢は問いません。
 問い合わせ、阿部 よしゑ(電894−4457 )
 『築32年を迎えた西ヶ谷ハイツには、現在340世帯が暮らしています。かつてはソフトボール大会などを通して、住民同志の交流がとても盛んでしたが、昨今は高齢化や核家族化が進み、締め切ったマンションのドアの内側で閉じこもりがちに一日を過ごすお年寄りも少なくないようです。そこで誰もが自由に集い、おしゃべりや出会いを通して地域の皆さんが気楽にふれ合える場所が持てたら、と思いました。サロン「集い処」は自治会や栄区上郷西地区社会福祉協議会からの支援を受け、約2ヶ月間の準備期間を経て、この4月にオープンにこぎつけることができました。これからは高齢者の方達ばかりでなく、いろんな年代の方が遊びに来てくださり、世代を越えた交流が深まるといいですね。隣近所で立ち話や井戸端会議をするようなつもりで、お気軽にお立ち寄りください。』
代表の阿部よしゑさん談(石黒取材)




  梅雨の訪れが一ヶ月も早まったのでは、と思わせるような長雨続きの今年の5月でした。夜来の雨がようやく上がり、待ちに待ったお陽さまが久しぶりに輝かしい顔を覗かせた平成18年5月21日土曜日の午前10時過ぎに、西ヶ谷ハイツの集会所におじゃましました。今日は4月よりスタートしたハイツサロン「集い処」の第2回目。淹れ立てコーヒーの芳しい香りが漂い、レトロな調べのムードミュージックが流れる中、集まった皆さんの和やかなおしゃべりがすでに始まっていました。

  本日の参加者は、70代を中心とした女性8名と男性4名の合計12名。エプロン姿もかいがいしく3名のボランティアさんが配ってくださったお菓子とそれぞれの好みの飲み物を前に、女性グループでは早速、趣味の手芸やおしゃれ談議に、にぎやかな花が咲きました。

  お茶を飲みながらのおしゃべりタイムが一段落した後は、サロンのもう一人の代表、福森千鶴子さんの指導のもと、シャボン玉のようにキラキラ光るオーロラテープや竹ひご、ビーズなどを使って作る「くるくるレインボー」の工作に挑戦しました。皆さん、真剣そのもの。でも、思ったより簡単にきれいなおもちゃが出来上がりました。「今度、孫が遊びに来たら見せてやろう。きっと喜ぶよ」と、嬉しそうな男性参加者。そして、「とっても良いおみやげができたわ」と自信作を大事そうに持ち帰る女性参加者。「皆さんの希望や要望を伺いながら、毎回プログラムを工夫していこうと思います」と福森さんが抱負を話してくださいました。

  楽しく過ごさせていただいた訪問時間があっと言う間に過ぎ、取材を終えて家路に向かう雨上がりの横浜の空にも本物の大きな、大きな七色の虹がかかりました。こんなにきれいな虹を見るのも本当に何年ぶりのことだろう、きっと今日レインボーづくしの「集い処」の皆さんにも、幸先のいいことがあるに違いないと思いながら、ほのぼのとした気持ちで西ヶ谷ハイツ集会所を後にしました。(石黒 佳代子)
平成18年4月15日のオープニングにみんなで記念撮影をとりました 「くるくるレインボー」を製作中。 女性の参加者手作りの手芸品です。可愛らしいでしょう。一番右にあるのが「くるくるレインボー」です。
手作りの看板は毎月変わります。5月は花菖蒲でした。 「『集い処』っていいネーミングでしょ。一杯飲み屋みたいでさぁ」とご満悦の男性陣。 集会所の西側には広々とした芝生が広がり、雨上がりの新緑に目が洗われます。