桂台の西側に、ケアプラザから歩いて15分の所に荒井沢市民の森がある。ここは横浜市でも珍しいボランティアが全面的に管理をしている「市民の森」だ。「夏休み中ボラ」に参加した中学生たちは、ここ数年この森で環境ボランティアを行っている。福祉ボランティアだけでなく、自然環境保護で活動しているボランティアの体験もしようと言うのが目的。
玄関前に集まった中学生とリーダー達


酷暑の中、たっぷりの水も積み込んだ。ケアプラザだけあって、ケアの方も十分だ。
   9時45分荒井沢市民の森入り口の「極楽広場」に到着。 愛護会の草本さんが自然を守る大切さと意義を話され、今日は暑いからくれぐれも体調に気をつけ無理しないで作業するよう注意を受け作業に掛かった 今日の作業はベンチ用角材の運搬、見晴らし台のペンキ塗り、間伐材の運び降ろし、ジャガイモ収穫の四つの作業を午前と午後に分けて行った。

重いぞ、これ!

足場も悪いし!

曲がりくねってる道!

勾配のきつい堤防

登り切った所が終点
  この木材は、ベンチになります。心地よい森の中の風を体に感じてベンチで休憩する時に、汗びっしょりになり運び上げた中学生達に感謝の一言を贈って下さい。

  展望台の塗装は、毎年女性陣の仕事。この塗装の効果で腐った部分が全く見られない美しい姿を見せている。
愛護会のオジサンの説明を聞き、慣れない手つきで作業開始。

塗り方を覚える暇もない

裏側も塗るのですよ

間伐材を運び下ろしてくる

足場が悪く難行苦行

こんなに運びました

焼きそばのお手伝い

美味しい!!!

男の子も料理出来なくちゃ!
  昼食には愛護会の女性の方々が、美味しいボリュウム満点の焼きソバと焼肉をたくさん作ってくれた。汗を流した後の食事は格別おいしそうだ。食事後はすっきりと晴れた青空と緑一杯のキャンプ場に来たような雰囲気で寛ぐ。
  ジヤガイモの収穫に女性達が少し離れた山の上の畑にリヤカーを引いて向かう、リヤカーの引き方も押し方も分からない彼女達は四苦八苦、やっとの思いで山の上の畑に到着。ジャガイモが土中から姿を現すと大喜び、スーパーでビニル袋に入ったジャガイモとは違う。土の中から出てきたホヤホヤのイモだ。これも貴重な体験だ。収穫したジャガイモをリヤカーに乗せて帰る。
  最後に皆で今日使った道具を手入れし片付けてボランティア体験は終わりだ。この後、酷暑の中の作業で疲れているリーダー達は、ケアプラザに帰り反省会に挑戦。皆さん一人一人が意見、感想を述べると共に問題点を的確に指摘している。行事の企画は「計画」「実行」「反省」をしっかりやって前進するが基本だが、中学生ボランティア体験を指導してくれた高校生と大学生達が反省会を時間を掛けて真剣に討議している姿に感動した。(鈴木)