今回の「夏休み中学生ボランティア講座」は、桂台地域ケアプラザと小菅ヶ谷地域ケアプラザの共催となり7月25日から始まった。中学生19人、高校生リーダー12人、リーダー(学生と職員)14人、計45人の大所帯となった。講座は、全7回で猛暑の中始まった。今年の特別テーマは「盲導犬」。中心となるテーマは、「地域の児童、障害者、高齢者との関わり」である。毎年関係者が、この材料を使ってどんな料理に仕上げるか苦心をしている。さて、今年はどんな料理に仕上がったか見て行こう。忘れてはいけないもう一つの副食として、過去にこの講座から巣立った先輩達との交流も楽しみの一つであるようだ。先輩は、リーダーやサブリーダーとして大勢参加している。
7月25日
(水曜)
  初日は、「盲導犬をもっと知ろう!」と言うテーマで(財)日本盲導犬協会を見学した。テレビや新聞の上では、盲導犬と一緒に歩く視覚障害者の事を知っている。しかし、生まれた犬がどんな経緯で盲導犬になり、どうして障害者と出会うのかまでは知らない。今日の見学が、楽しみだ。佐川さん(職員)の簡潔で分かり易い説明で、「フムフム・・そんな所か」と頭の中に盲導犬協会のイメージを描いてみた。
7月28日
(土曜)
  桂台の西側に、ケアプラザから歩いて15分の所に荒井沢市民の森がある。ここは横浜市でも珍しいボランティアが全面的に管理をしている「市民の森」だ。「夏休み中ボラ」に参加した中学生たちは、ここ数年この森で環境ボランティアを行っている。福祉ボランティアだけでなく、自然環境保護で活動しているボランティアの体験もしようと言うのが目的。
7月31日(火曜)
8月3日(金曜)
8月8日(水曜)
  この『施設実習』は、この講座の中心である。実際に『児童』、『障害者』、『高齢者』の3施設全部を実習するように計画してある。6つのグループに分けて3〜4人が一緒になり、それぞれリーダーとサブリーダーが付いて各グループ3つの施設で実習した。
8月4日
(土曜)
  障害者施設(朋・径)の利用者と一緒に地域で行われる最大の行事「桂台夏まつり」に参加した。車椅子から降りる事も出来ない障害者がお祭りをどう楽しむのか、障害者がお祭りから何を感じるのか、どんな喜びを示すのかを一緒に体験しようと言う試み。
8月9日
(木曜)
  今日が最後の活動日。今日は7月25日から始まった7日間の活動を振り返って感じたこと、反省したことを纏め発表する日だ。「盲導犬」「市民の森での環境保護」「福祉施設での実習」「桂台夏祭り」などで貴重な経験をして成長した中学生達が、何を発表するのか楽しみである。ほぼ中学生と同数の高校生リーダー達も、弟や妹を見る感じで接している。