講座タイトルのロゴ 親子講座 第3回
6月26日(火曜)
講師:桂台保育園 看護師
 井上恵美子氏
遊んでいる子供  講師の井上先生は、ご自身の子育て・孫育ての長いご経験と、桂台保育園での看護師として、日頃見聞きされている保育園での様子を具体的に取上げ、子どものケガや病気に対して母親としての最初の心構えを懇切丁寧に、そのポイントを語りかけて下さいました。

 参加されたお母さん方は、ご自分の子育て真っ最中の様子や想い、そしてケガや事故のヒヤリハットなどについて、積極的に発言参加されました。学び教え合って、子育ての良い情報共有、相互交流の場となりました。

井上先生のチェックリスト
写真講師 ★ハートで子育てを!
お母さんのこころの安定が子どもにしっかり伝わるよ。
★ヒヤリハットは家でも保育園でもたくさんあるよ!
大人の目線でなく、赤ちゃんの目の高さで家の周りをもう一度点検しましょう。 目を離してもいいですよという安全環境を作って増やしましょう。 普段から身の回りの小さい事故を知ることが大きな事故の予防に繋がるよ。 お母さんの電話中は危険がいっぱい。
★心の絆創膏!
転んだときなど、“いたかったのね、でも大丈夫よ、血出てないよ”、“いたいのいたいの飛んでいけ”とぎゅっと抱きしめてあげる。その後、小さいバンドエイドをそっと貼ってやる。もちろんかたちだけ。これに勝るものはありません。
★お祖母ちゃんの智恵
井上先生のお母様は、石油ストーブなど熱い物に手を少しふれさせて覚えることも大切と。子どもは“痛い”思いをして少しずつ覚えていくもの。危険予知を少しずつ身に付けさせる。
★ケガとその手当てはちょっとした工夫で!
写真講習風景 すり傷は先ず流水でしっかり洗浄保育園では消毒剤やカットバンも使わないよ。(横浜市からの指導もあって)打撲、捻挫、脱臼、骨折などは、先ず痛みの部分を冷やす。子どもが泣くとなにかある、子どものサインを感じてあげることが大切。
★食べちゃった飲んじゃった(誤飲)!
乳幼児にはタバコ、化粧品、薬、ボタン電池、コインなどが怖い、置き場所に注意。イザというときは、中毒110番へ連絡・相談(24時間対応)。誤飲チェックにはトイレットペーパーの芯が使える。(園ではピチトマト、ピーナッツ、アーモンド、そして桃の缶詰はお食事やおやつに出さない。
★やけどは最初の処置が大切!
水でしっかり冷やして清潔にしておく。バスタオルなどで包むのも良い。(水ぶくれができたら大変、至急、救急車を)
★虫刺され、いたい!かゆい!
手虫やちゃ毒蛾など虫刺されにあったら、毛や粉を流水で綺麗に洗う。 散歩や山歩きのときは、比較的白っぽい服が蜂に刺されにくい。
★救急車を頼むときは、あわてずに!
そのためには、事前にかかりつけの小児科、歯科、耳鼻科、外科などのクリニック、病院、お近くの保健所の電話番号、診療時間、休診日などを一覧表にして電話の傍に貼っておく。
★井上先生のとっておきの救急セット
虫メガネ:刺抜きのとき便利。拡大して良く看て処置。5円玉:刺抜きに便利、穴の真ん中に棘を入れ5円玉で押し棘や膿を出す。割り箸:捻挫や骨折の際、指の固定に。


授業風景 授業風景
お母さんはこっち(授業中) 子供はこっち(託児)
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